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木谷奬吾 / 水石の匣 #08

木谷奬吾 / 水石の匣 #08

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木谷奬吾 個展 ”水石の匣” 出展作品。石を蓋に見立て、石の自然の造形に手を加えることなく、自立する形で受け止められるように木を削って仕立てた匣。アクセサリー・印鑑・SDカード・猫のヒゲ…何を入れるかはあなた次第。

水石の匣 #08

瀬田川石・センの木(桑の実 銅媒染)

サイズ:高さ6.4cmほど(台座含め)

その他の水石の匣はこちらから。


「水石」という文化をご存知でしょうか?

雑に言うと石を飾って眺める趣味ということなんですが、大正期以降のいわゆる「現代水石」においては、「くらしの中に自然美を取り入れる」ことで「現代人の心に慰安をもたらす」ことをひとつの目的にしている側面があるとのこと(参照:樹石社『趣味の水石百科』)。

山・川・海・路傍から石を採取し自宅に持ち帰り、木製の台座や水盤に据えることで、そのかたちや表情の中に山や島・滝や雲などの風景を見立てて愉しむ。なんとも渋い趣味ですが、「石自体には手を加えない」「しかし見せ方には作為の余地がある」「そして室内で鑑賞する」というのが最低限のレギュレーションと言えそうです。

自身も水石愛好家である木工作家 木谷奬吾は、伝統的な水石文化への敬意を保ちながら、石を支える台座に作家的アプローチを加え、石に対する新たな「見立て」のありかたを提示するべく、石と木が一体となったオブジェのような道具のような作品、”水石の匣”を発表します。


<STATEMENT>
「水石の匣」

水石は自然石の中に風景を見出し鑑賞する文化である。
その魅力は石そのものの姿だけでなく、持ち主が石を育て、鑑賞し、共に過ごすことで生まれる関係性にもある。
石は完成された対象ではなく、人との関わりの中で少しずつ時代をつけていく。

本作では、水石を支えるための台を匣へと置き換え、水石そのものを蓋として見立てた。
鑑賞のために置かれていた石は、匣を開閉する行為によって日常的に手に取られるものとなる。
飾ることと使うこと、鑑賞と実用という異なる行為が重なり合うことで、水石は暮らしの中へ引き寄せられる。

水石という文化を知らない人たちが、知らず知らずのうちに石を育てる。
『水石の匣』は、水石を現代の生活へ溶け込ませる試みである。

木谷奬吾


【ご注意事項】

・手仕事によるものですので、大きさや色合い、模様の出方などには個体差がございます。

・上記のような作家ものの器の特性をご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。

・店頭でも販売しておりますので、万一売り違いによって欠品してしまった際はご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。

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